佐渡の湧き水 貴重な自然をたずねる
206/234

200 39 濁度  水の濁りの程度を示す。水の清濁、汚染状態、水処理効果の判定の指標となる。40 農薬類(注 1)  農作物を害する病害虫を防除する殺菌剤、殺虫剤及び農作物等の生長促進剤、除41 チウラム  殺菌剤、忌避剤、穀物・野菜類の種子の消毒及び葉面散布用等、広く使用されて42 シマジン(CAT)  代表的畑作除草剤で、1 年生雑草に使用される。ゴルフ場の芝生にも使用される。43 チオベンカルブ  除草剤として、水田、畑、ゴルフ場の芝生などの雑草に使用されている。田植え後 4~10 日の間に湛水状態で散布される。水田散布による河川への流出率は 2%程44 1,3- ジクロロプロペン(D-D)  殺虫剤、土壌くん蒸剤として使用され、残留性が強く 5 ヶ月以上有効とされてい45 アンモニア性窒素(注 2)  アンモニア性窒素の存在はし尿汚染の発生を示唆する。自然界では動植物の死骸 起因物質は粘土性物質や、溶存物質(鉄、マンガンなど)の化学変化したもの、プランクトン、微生物、有機物などが挙げられる。草剤等の薬剤のことをいう。チウラム等対象農薬 101 種についての検出値と目標値の比の和である検出指針値が 1 を超えないこととすることにより、水質管理目標設定項目に位置付けられている。いる。過剰に摂取すると中毒症状を起こす。水中で安定性が高く、地下浸透していると検出頻度が高い物質である。内分泌撹乱物質(環境ホルモン)としてリストアップされている物質である。度と推定される。る化学物質である。クロロホルムに類似した臭気を呈す。揮発性が高く、水道水、環境水での検出例はほとんどない。高濃度蒸気吸入で咳、呼吸困難などを起こす。のたんぱく質が腐敗・分解する段階で発生し、水中に存在する。汚染源は下水、し尿、生活排水、田畑からの肥料の流出、工場排水などが挙げられる。過剰に摂取すると中毒症状を起こす。また、水中濃度が高いと、水道原水、農業用水などに障害を起こす。 巻末資料 水質試験項目解説

元のページ  ../index.html#206

このブックを見る