社会貢献
環境貢献事業

環境貢献事業(公益事業)の一環として、2009年から湧水調査を実施しています。
湧水調査は2007年7月16日に発生した新潟中越沖地震後に「身近にある湧水が大いに役立った」との声をお聞きしたことを契機として開始しました。しかし、近年は開発のあおりで地下水の涵養源(かんようげん)である森林の伐採による湧水の枯渇や、山間地域の高齢化が進み湧水の管理者がいなくなるなど、近い将来、各地に存在する貴重な湧水が忘れ去られてしまうことが懸念されます。
これらの懸念を踏まえ、当所の湧水調査では、今そこにある湧水を未来へつなぐため、①水環境の保全、②災害時の水源確保、③観光資源としての活用の3つを軸として、基礎的な情報(湧水の水質や周辺環境、故事来歴等)をとりまとめています。
これまでに、5市町村を対象に調査を行い、「柏崎の湧き水」、「佐渡の湧き水」、「村上・関川の湧き水」、「阿賀の湧き水」の4冊の冊子を発行しています。